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TOEICの点数について

TOEICは4択のマークシート方式です。こう聞くと、「じゃあ1000点のうち250点は、どうやっても取得できるんじゃないか?」と思ってしまいます。でもそうではありません。 

TOEICには独自の点数システムがあり、4択だから1/4は取得できる、的な簡単な図式は適応されません。TOEICテストの点数というのは、その人の英語力に見合ったスコアが出るようにつくられています。だから、250点よりも低い点数が出ることだって、十分にあり得るのです。そこがTOEICテストの複雑なところです。 

TOEICのテストは、どの問題が何点かは決まっていません。個別の点数を合計するのではなく、総合的に判断するシステムになっています。あなた自身のレベルに合うように点数がはじき出されます。TOEICで高スコアをマークしたいのなら、このようなTOEIC独自の点数システムを理解しておく必要があるでしょう。 

当然、運を頼りにしたり、裏技で点数を上げるような方法はありません。好スコアを目指すのなら、正攻法の勉強法で、地道に英語力を上げていくしか方法はないでしょう。結果的には一番それが近道となります。 

とはいえ、TOEICには頻出の英語があり、出題パターンがあります。そういうものを理解しておくことで、効率よく「TOEICに適合した」英語力を身に着けていくことはできます。過去問題集や模擬試験をたくさん解いて、問題形式に慣れておくのも効果的です。

TOEICの問題形式

TOEICは、リスニング・セクションとリーディング・セクションに分かれています。リスニング・セクション、リーディング・セクションともに、毎回パターンが決まっていますから、この形式に慣れておけば、本番でも問題を解きやすくなります。 

たとえばリスニング・セクションでは、写真描写問題が出ます。写真描写問題とは、1枚の写真を見ながら、読み上げられる文章を聞き、この写真の説明として一番適しているものを選ぶ、というものです。 

1つの文章が読まれて、それに対する答えとして一番適しているものを選ぶ、という問題があります。会話問題も出題されます。ビジネスの場に直結した、実践的な内容ばかりが出題されます。 

リーディング・セクションも一定の形式があります。文章の中の穴埋め問題、会話文として適切なものを選択する問題、ビジネス文書に対する設問が出されます。 

内容はビジネス関連のものばかりですが、形式としては学校での英語のテストとそう変わるところがありません。しかし「時間がない」という点で、学校の英語のテストとは大きく違います。ゆっくりと解いていっては、絶対に時間が足りなくなります。ためしにTOEICの過去問題集を買って、時間をはかって問題を解いてみましょう。おそらく時間が足りなくなるはずです。 

そのため、TOEICの試験は、タイム・マネジメントが重要になってきます。過去問題集を多く解いて、問題形式に慣れておくのも必要です。

TOEICのスコアについて

TOEICは合格・不合格ではなく、点数で判定が出ます。だから、この点数が高ければ高いほど、就職、昇進、転職で活用するときに有利になるというわけです。また、せっかくTOEICを受けたとしても低い点数しか取得できなければ、履歴書に書くこともできなくなります。受けるからにはある程度の点数の取得を目指しましょう。 

TOEICのスコアで「使える」点数は600点台です。履歴書に書こうと思うのなら、600点以上は取得するようにしましょう。これなら堂々と履歴書に書けます。 

一方で日本人の大学卒業時の平均的な能力は450点と言われています。大学を卒業したから、600点くらいは取得できる、というわけではないのです。450点を取得しても、履歴書に書くことはできません。だからTOEICを受けるのなら、それなりの試験勉強が必要になります。 

教養のあるネイティブの人がTOEICを受験したとすると、スコアは940点くらいだと言われています。ちなみに、私が大学生の時、小学校5年〜高校卒業までアメリカで暮らしていたという帰国子女がいたのですが、その人はTOEICで850点取得していました。TOEIC試験にあたって、それほど勉強はしなかったそうです。TOEICのコツを知って、きちんと勉強していれば、900点はいったかもしれないですね。 

日本に長年住んでいる日本人が940点を取得するのはかなり難しいかもしれません。しかし800点近いスコアを取得しておけば、日本企業からは高く評価されます。

TOEICの単語について

TOEICテストに出てくる英文の英単語には、頻出のものがあると言われています。TOEICで高スコアを目指すのなら、まず頻出の英語をマスターすることから始めましょう。英文を読むとき、知っている単語が多いのと、少ないのとでは理解の度がぜんぜん違います。学校の英語の先生は「知らない単語があっても類推してどんどん読んで行け、それが英語力を高める助けになる」と言いますが、それはあくまで、英語の勉強をしているときの話です。実際にTOEICの試験場に行って、テストを受けるときに、悠長に「類推」なんてしていられません。テスト会場というのは、ただでさえ人を緊張させるものです。心に余裕がなくなるので、類推しようとしてもうまく行きにくいです。本番で少しでもリラックスできるように、前準備をしておくことが必要なのです。そのためにも単語力の増強です。 

TOEIC頻出の英語は、ひんぱんに使われている単語もあれば、普段めったに使わない単語もあります。頻出単語の具体的な数は、参考書によってまちまちで、300とする参考書もあれば、3000とする参考書もあります。 

3000と聞くと「多い!」と思ってしまいますが、かならずしもそうではありません。高校までの英語教育で学ぶ数に比べれば、そう多くないはずです。それに、TOEICの単語集を見てみればわかりますが、「一度も習ったことがない、初めて見た」という単語はそう多くないはずです。 

単語集は目標点数別に作成されています。自信がないのなら、まずは一番低い点数の単語集からチャレンジしてみましょう。

TOEICの概要

TOEICは、ビジネスとしての英語力をはかるテストです。問題として取り上げられる内容は、ビジネスに関連する会話や文書が主となります。その意味で日常生活での会話、文章力を試される英語検定とは対照的です。そのため、ビジネス・シーンでは、雇用者の英語がビジネスとして通用するかどうかの目安として、TOEICのスコアを重視する傾向にあります。 

TOEICの結果は合格・不合格としては判定されません。かわりにスコアが表示されます。TOEICのスコアは10〜990点までがあり、点数が高い方が、ビジネスに使える英語が身についている証明になります。履歴書に書けるレベルは600点と言われています。 

テストはリスニング・セクション、リーディング・セクションに分かれています。TOEICで高スコアを取るには、リスニング・セクション、リーディング・セクションの両方で得点を取れるように勉強しなくてはなりません。 

回答方式はマークシートです。テスト時間はリスニング・セクションが45分、リーディング・セクションが75分です。両方合わせて2時間です。 

全てマークシートですから、「もしかしたら勘でかなり高得点を取れるかも!?」と思ってしまいますが、なかなかそうはいきません。やはりそれなりの対策法がないといけません。少なくとも、ビジネスでの就職や昇進、転職に利用したいと考えているのなら、勘でいこうなどと考えてはいけません。 

初心者の人は、まずは600点取得を目指すことをおすすめします。