今回は、今までの学習法とは少し離れて、言語を学ぶ際にもう一つ重要視するべき事について書きたいと思います。
それは、文化と外国人の考え方です。
ある本を読んでいた時にとても興味深い事が書いてありました。それは、アメリカ人は「ガマン」や「シカタガナイ」という発想をしないとの事。
これは去年の震災の時、多くの日本人が「シカタガナイ」と言っていた事に対しての感想だったのですが、アメリカ人は通常何かが起こると、責任の追及をしようとするが、日本人は「シカタガナイ」で収めるという事のようです。
これを読んだ瞬間に、私の中である考えが確信になりました。“言葉を理解するだけでは気持ちや考え方を伝えるには十分ではない”と言う事。前述の例であった、「シカタガナイ」をIt cannot be helpedと英訳しても、日本人が震災の時に言ったであろう“仕方が無い”とは、含まれている感情や考え方が違うのです。それは民族性や文化の違いから生じるもの。言語以上の力が働いているからです。
これを理解するには、相手の言語を理解すると同時に文化を学ぶ事が必要です。
相手の文化を学ぶ事によって、本当の意味で初めて言語が本来持つ役割を果たす事が出来るのだと考えます。
どの様な事をすれば、異文化や外国人の考え方を理解できるのか。
一番簡単な方法は、海外へ飛び込んで行く事ですが、それはそう簡単に出来る事ではありません。
私がお勧めする方法はいくつかあります。
1)外国の本を読む
2)海外のトークショーやニュースを見る
3)外国人の方と意見が分かれそうな話題について話す
以上のような事がお勧めです。
相手の意見を沢山言ってもらう事がポイントです。
言葉を覚えると同時に、海外の文化や外国の方々の考え方を理解する努力もされる事をお勧めします。きっとこれは英語を操る上でも大きな助けになる事でしょう。
英語力を上げる為に出来る学習法は数多く存在します。書店に並んでいる英語教材が多すぎて迷うように、学習法も何を選べば良いか迷われてしまうという事を英語学習者からよく聞きます。
以前この事について、ある有名な英語指導者の方がこう仰っていました。
“とにかくまずは10冊英語の本を読んでください。”
私は、なるほどと思いました。
本を沢山読む事は、言語学習において最高の学習法の一つであると私も思います。本を読むと、文法(文型)、単語、表現(熟語)、異文化、それに加えて口語や文語の両方まで学べてしまう事が多いのです。これ程全てを一緒に学べる教材は少ないのではないでしょうか。
では、なぜ日本では英語の本を読む事が普及していないのか。それは、英語の本を読む事を上級者向けの学習法だと思っている方が少なくないからだと考えます。
確かに本によってはその通りだと思います。
しかし、“英語の本を読む”=“難しい本を読む”ではない事を理解する必要があります。
本を選ぶ際には、ちょっとしたコツがあります。
私は歴史が好きで、頻繁に歴史の本を読むのですが、伝記を読む場合には、ある程度知っている人物についてであれば、文字が小さくページ数も厚い本を読みます。しかし、そうでない場合には、内容が分かりやすく書かれた本を選びます。あまり多くの新しい情報を一気に頭に流し込もうとすると、脳が全てを吸収できないばかりか、過剰なストレスを与えかねないからです。
まずは簡単な本で、人物の事を理解し、その後更に興味がある場合には厚い方の本を読む事にしています。
英語の本を選ぶ場合にも、これがポイントになります。確かに厚い洋書を読んでいると格好良く見えるかもしれません。しかし、頭に残らなければ意味がないのです。それよりは、それこそ英語圏の小学生低学年の子供たちが読むような本から読み始める方が、よっぽどためになります。
この様な本を10冊(もちろんそれ以上でも結構ですが)ひたすら読んでみてください。英語で必要とされる基礎力がいつの間にか身についているようになります。本に出てくる文法、表現、単語等は必ず会話を練習する際に役に立つ事でしょう。
英語力を向上させたい方、まずは騙されたと思って英語の本を10冊読んでみてください。
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