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リスニング力をアップするためには?

TOEICはリスニング・セクションとリーディング・セクションに分かれています。このうち、日本人はリスニング・セクションに苦手意識を持つことが多いようです。しかし、リスニング・セクションとリーディング・セクションを比較してみた場合、スコアアップにつなげやすいのはリスニング・セクションのほうです。TOEIC対策を考えるのなら、リスニング対策から始めるのが良いでしょう。不思議なもので、英語を聞き取れるようになると、読み取りの能力も高まります。リスニング対策は、リスニング・セクションのスコアアップだけではなく、リーディング・セクションのスコアアップにもつながっているのです。 

とはいえ、TOEICで出題されるリスニング問題を聞き取れるようになるには、ちょっと大変かもしれません。パターンもいろいろあって、写真を解説する文章、会話の中で正しい答えを探すものなどいろいろあるからです。だから、こういうときはこう言う、というような会話のパターンをいちいち覚えていくのは非効率です。それよりも正確に発音を聞き取り、理解できる根本的な力を養うのが、スコアアップの近道と言えるでしょう。 

そのためには、とにかく英語を聞くのが大切です。教材添付のCDばかり聞き続ける必要はありません。映画やテレビドラマ、海外の番組を聞くのも良いでしょう。そこには生きた英語がつまっています。CNNなど堅苦しい番組は、かえってやる気をなくしてしまう原因になりかねませんから、好きな俳優が出ている映画など、楽しめるものをおすすめします。

TOEIC対策

TOEIC対策として有効なのは、生きた英語を聞いて、理解できる力を養うことです。TOEICの勉強は、学校での英語の試験や受験勉強とは違います。学校での英語の試験や受験勉強なら、文法を覚えたり、単語を暗記したりといった対策が有効です。

しかし、このような勉強法では、「生きた」英語は学べません。中学校から(最近では小学校から英語を学ぶようになっていますが)大学まで、長年英語を勉強したのにもかかわらず、海外に行ったり外国人に会ったりして英語で会話しようとしてもなかなかうまくいかないのは、ここに理由があります。TOEICでは、実際のビジネスの場で使えないような英語力は一切問われません。テーマは「実践力」です。実際に海外のビジネスパーソンと会話し、取引し、文書を取り交わせるような力が求められます。 

TOEICはすべての設問がマークシート方式ですから、記述問題がない分、負担が軽いという面もありますが、しっかりとした実践的英語力なしには高スコアは期待できません。 

だから、TOEICの勉強をするときには「生きた」英語をどんどん聞くようにしましょう。英語を聞いて、聞き取れるようになるのが目標です。こう書くとリスニング対策のみしか対象にしていないように見えますが、そうではありません。聞き取る力を高めれば、読み取り力も高まります。ある程度リスニング力が高まったところで、ビジネス文書などの多読を行うようにしましょう。

TOEICのメリット

日本人のTOEICへの関心は日々、高まりつつあります。就職活動の際にTOEICの試験を受けることは、通過儀礼のようになっています。また、仕事でスキルアップを目指すときに、TOEICを受験する人も増えています。TOEICで高スコアを取得すれば、海外でも活躍できる人材として、海外出張のチャンスも高まります。

経済がグローバル化し、海外のビジネスパーソンと接する機会が増えました。ユニクロや楽天など、大手企業が相次いで社内公用語を英語にすると宣言しています。
「日本には単一民族だから、英語ができなくても生きていけるし〜」とか、「日本語と英語は、言語システムがぜんぜん違うから、できないんだよ(えへん)」と言っている場合ではありません。英語ができないと、みんなに取り残されるし、社内での評価も低くなります。逆に、TOEICで好スコアを取得すれば、メリットは大きいです。仕事の幅は広がるし、評価も上がります。 

会社によっては、TOEICで好スコアを出せば昇給、昇進できるチャンスが高まります。収入が上がったり、会社での地位が上がれば家族も喜ぶし、恋人も喜ぶし、同僚に対してもリーダーシップを取ることができます。

 

なによりあなた自身に与える影響が大きいです。TOEICで高スコアを取得できれば、自分に自信が持てるし、心に余裕が生まれます。600点、700点を取れれば、「こんな仕事に転職してみよう」と夢を持てるようになります。

スコアアップへの近道

TOEICの勉強は、学校の英語のテストとはちょっと違います。というのは、TOEICの試験問題はすべて、4択の選択問題なので、ある程度内容を把握できれば、正答できるチャンスが高まるためです。記述問題はなく、ぜんぶ選択問題ばかりです。 

TOEICの勉強をするときには、TOEIC試験の特徴を理解し、それに合わせた勉強をすると効果的です。具体的には単語力の増強です。聞こえてきた単語、読んだ単語を知っていれば、それだけで正答率が上がります。TOEICハイスコアのカギは、単語学習にあるといっても過言ではないでしょう。 

TOEICにはリスニング・セクション、リーディング・セクションがあります。特にリスニング・セクションは、英語に慣れていない人には難しいようです。だからTOEICの勉強をするなら、「英語を聞く(聞き取る)」勉強も取り入れていないといけません。その際、知っている単語があるとないのとでは、聞き取れる度合いがぜんぜん違います。単語力増強というと、リーディング対策のように思えますが、日本人が苦手に思いがちなリスニング対策にこそ、単語力増強が大切になるのです。 

とにかく語彙を増やすこと、単語を聞き取る力を伸ばすことが大切になります。文法を覚えるのももちろんですが、英語を聞き取る勉強も並行して行わないといけません。リスニングとリーディングの両方ができないと、高スコアは望めないのです。その点を注意して勉強しましょう。

TOEICの点数について

TOEICは4択のマークシート方式です。こう聞くと、「じゃあ1000点のうち250点は、どうやっても取得できるんじゃないか?」と思ってしまいます。でもそうではありません。 

TOEICには独自の点数システムがあり、4択だから1/4は取得できる、的な簡単な図式は適応されません。TOEICテストの点数というのは、その人の英語力に見合ったスコアが出るようにつくられています。だから、250点よりも低い点数が出ることだって、十分にあり得るのです。そこがTOEICテストの複雑なところです。 

TOEICのテストは、どの問題が何点かは決まっていません。個別の点数を合計するのではなく、総合的に判断するシステムになっています。あなた自身のレベルに合うように点数がはじき出されます。TOEICで高スコアをマークしたいのなら、このようなTOEIC独自の点数システムを理解しておく必要があるでしょう。 

当然、運を頼りにしたり、裏技で点数を上げるような方法はありません。好スコアを目指すのなら、正攻法の勉強法で、地道に英語力を上げていくしか方法はないでしょう。結果的には一番それが近道となります。 

とはいえ、TOEICには頻出の英語があり、出題パターンがあります。そういうものを理解しておくことで、効率よく「TOEICに適合した」英語力を身に着けていくことはできます。過去問題集や模擬試験をたくさん解いて、問題形式に慣れておくのも効果的です。